あなたに託します…

□ここは、どこ
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卵を買いなおし、
つららに事情説明しながら屋敷に帰ると案の定、


「「リクオ様が人間の
おなごを連れて
帰ってきたぞおおお!!」」

屋敷は大パニックになった

「「急いで隠れろおおお!!
リクオ様に怒られるぞ!!」」

物陰から様子を伺う者、
一目散に逃げ隠れる者、
人間に擬態する者、
マフラーで首を隠す者、


皆それぞれ必死に
リクオに怒られないように擬態やらをしだした、


リ「おい、てめーら!!!
こいつは妖怪だ!!!!」


一匹の箒のつくも神が
リクオに話しかける

「じゃあ、隠れなくても
よいのですか??」


リクオがおう、と返すと
屋敷の中は急に
騒がしくなった


「なんだよー!!」
「びっくりしたー、」
小妖怪たちが
そう言いながら
リクオに近づく


「うおっ!!
すごい美人!!」
納豆小僧がそう言ったのをきっかけに沢山の
小妖怪たちがリクオの
ところに集まってくる


首「リクオ様、
この子は眠り姫か
何かの類いですか??」

首無がそう訪ねると
夜リクオは困ったように
眉をハの字にまげ、
言いにくそうに切り出した

リ「いいや、彼女、
眠っているんじゃなくて、
意識ないんだよね…」


え!!と言いかけた首無を
遮るようにつららが
縁側でリクオを呼ぶ、

「リクオさまー!!
来客用の空き部屋の整理とお布団の用意
できましたよーー!!!」


リクオはおう、と
短く返すと彼女を抱え直し屋敷の中に入っていった、
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