ナルト卍長編
□【授業開始】
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瑞樹がそんな事を思っているとは知らないナルトは、イルカの合図で勢いよく攻撃に出た。
「くらえー!」
「…当たるか、そんなもん。」
ナルトは知香の顔(仮にも女子なんだが)めがけてパンチを繰り出したが、簡単にかわされてしまい、ナルトはそのまま蹴りを放ったり、知香の腕を掴もうとするが全てかわされてしまった。当然である。
S級犯罪者――それも暁のメンバーになれる程の力を持つ知香が12歳の子供に負ける訳がないのだ。大人げない気もするが、そこはスルーの方向で行くとしょう。
「逃げんじゃねーってばよー!!やる気あんのかコラー!!!」
「…隙が多い!」
「うわっ!?」
知香はナルトの腕を掴み、円の外に投げ飛ばした。背負い投げが綺麗に決まったナルトは受け身を取ることが出来ず、背中を地面に打ち付けた。
「勝者、知香!」
「…受け身も取れないようじゃ火影なんざ無理だぜ?チビが。」
「うるせー!ちょっと油断しただけだってばよ!!というか、お前と対して身長変わんねーってばよ!!この低いくせに上から目線ヤロー!!」