長編
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「とゆーわけだ。皆、仲良くしろよ。」
「ちょっと、やばくない?」
「あの子かっこいい〜!」
「ナイトクラスにも打ち勝つ奴が、錐生以外にも現れた!!」
勇人が紹介されたとたんクラス内は大変なことになった
「はいはいはい!!静かにしろー。そうだな、百海は一番後ろの窓側の席だ」
「はい」
先生に指定された席に勇人は早々と足を進める
(窓側の席とかやったね!!)
内心花を咲かせながら席に着くと、前やら隣やらと話しかけられる
「ねえねえ百海君って何でこの学校に編入してきたの?」
「ん?ああ、俺、親早くに亡くしちゃってさ。親戚んちに預けてもらってたんだけどパンフレットで見てここ通いたくなってお願いして前の学校やめて通わせてもらったんだ。」
「そうだったんだ・・・」
明るく話す勇人にクラスメイトは顔を歪める
「あっでも、もう乗り越えたから全然きにしないでくれよ?むしろ、気にされると、俺そんなキャラじゃないから体が・・・」
ブルっと体を震わせ間抜けな顔をする勇人はクラスメイトの笑いをうまく引き出した
それからしばらくし先生が入り授業始めるぞ〜という言葉とともに楽しい話は次の授業までお預けとなった