短編集

□ケーキよりも甘いモノ
2ページ/4ページ

「##NAME1##様、私が教えて差し上げますから諦めないでください。」
ニッコリと微笑む燕尾服の男。
「ひょわぁっ!?せ、セバスチャン!?」
いつの間にキッチンに入って来たのか、驚きのあまり##NAME1##は奇声をあげてしまった。
「さぁパーティーまで時間があと2時間しかありません。急ぎますよ。」
懐中時計を取り出して言う。
「う、うん。」
セバスチャンに教えてもらいケーキ作りは順調に進んだ。
「できたー!」
少し歪ではあるが
「初めてにしては上出来ですよ。」
とセバスチャンも賛辞を送るほどの出来であった。
次へ
前へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ