詩
□ring
1ページ/1ページ
ring
肩に触れる亜麻色の髪が 時を教える
吹く風の冷たさに 右側のぬくもり薄れ
絡ませ歩いたこの指は 出し忘れたポケットの
おそろいのリング はめる事できず
行き場を失くし遊んだ
君を抱き寄せる事しか知らないはずの
抱きしめるものを失くしたこの腕
いつしか言葉を忘れて頭の中で
ごめんねが愛に溺れてる
君の笑顔そばで見ていたいんだと 涙も流れず
やめてと泣いた君の愛はもう 僕にはないんだね
さよならと言えなくて君を苦しめた
肩に触れる亜麻色の髪が 時を教える
吹く風の冷たさに 右側のぬくもり薄れ
絡ませ歩いたこの指は 出し忘れたポケットの
おそろいのリング はめる事できず
行き場を失くし遊んだ
消せない携帯番号(メモリー)見つめ 肩が震えて
永遠を疑わず ひたすらに愛をさがして
あの日離れたこの指は 君以外求めれず
おそろいのリング 今はもう片翼
笑顔を今は失くした