X

□虚
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 君の頬につたう
 僕の指が
 熱を帯びないことが虚しい

 君の瞳に映るはずの
 僕の姿が
 存在しないことが虚しい

 君に注ぐ愛が
 僕の声が
 届かないことが虚しい

 君の思い出が
 僕の記憶が
 薄れていくことが虚しい





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