狩人の夢

□ここはどこですか
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…はい。ただ今超混乱中の美朔です!


理由:あれ?私は自分の家のベットでハンターハンター読んで寝たはずですが…と言うわけでして。


「なんで森の中?!お山さんの中に私一人ですか?!何この体に纏わりついてるこのもわもわ!なんかハンターハンターに出てくる念みたいな?」



…ってこれ完璧『纏』じゃね?!もしかして…もしかして私!
「ここどこよ!?トリップですか!?トリップですかねえ!?」
的な感じ?!おぉおおお。じゃあ周りに人はいるかな?『円』しようか。



『円』!!


ブワァッ


…あれ?結構簡単にできちゃったよ…?こんなに簡単にできていいのかっ?!ま、置いといて…


「おぉ。なんかでかい物体がこっちの方に向かって突進してきてるー。してきてるー…してきてるぅうううう!?」


たたたたた戦う!?今の自分の力量確かめるぅ?確かめちゃう!?…好奇心旺盛な美朔ちゃんだ!


「確かめるしかだろぉおおお!!!!おりゃ!」


美朔は近づいてきた犬?みたいな奴に、デコピンしてみた。


…ぇええええ!?吹っ飛んだ!デコピンしたら吹っ飛んだよぉお?!武術とか使ってないよ?え、トリップ特典?トリップ特典ですか?!
やったね!うわぁーい…じゃなくて、あの被害を受けた犬?を慰めに行かないと…


美朔は吹っ飛んで行った犬?の方に行ってみると…
目を瞑って気絶している…
「え?えぇ?こ、この子は…ミケじゃないかぁあ!?きゃぁー!なんて可愛いの?!おい。待て待て待て。じゃあ今私は…ゾルディック家の敷地内にいるというのか?!やばくね?これヤヴアイね?」


と、美朔が言っていると…

「ねえ。君誰?」

「はい?」



…オウマイガッ!死亡フラグぅううう?!いや、会えたのは嬉しいんだけどねイルミにいいいいい!

とか何とか心の中で思っていると、



「質問に答えてよ。君誰?」



「えっと、通りすがりの観光客です☆」



「へぇ。侵入者か。なんかうちの番犬、倒れちゃってるしね」



適当に言ったら、ちゃっかり針を構えていらっしゃるお方が一名。それに、後半の方は、お前がやったんだろみたいな視線を浴びせてくる。



「いや、私がその犬、倒しちゃったわけじゃないですから。なんか倒れてただけですからぁああ!」



自分がやったくせに、否定の言葉を吐き出す美朔。



「へぇ。じゃあ誰がやったの?」



「えっとぉ、えっとですね…はい。すいません。私です。私が倒してしまいました」



イルミから、正直に言わないと刺すぞというオーラが出てきたので、正直に言った。



「そうなんだ。じゃあ家に帰ろうか。」



「は?」



「君、家にきなよ。」



「はい?え?ぎゃ!」



混乱する美朔を無視し、美朔の手首をつかみ、引っ張っていくイルミ。



「色気のない声だね」



「余計なお世話じゃあ!」



「着いたよ。」



「早くね!?」



「さっきの場所、家に近かったんだけど」



「ウソ!全然きずかなかった…」



「今日、ヒソカも来てるんだよね」



家に入って、廊下を歩きながら話す美朔達。



「誰ソイツ」



美朔は一応知らない振りをした方がいいだろう、と思い知らない振りをした。



「みればわかるよ」



極力会いたくないんだけどなぁ。会わなきゃダメかなぁ。やだなぁ。イケメンだけどさぁ…てか、なんかよく分かんない展開なんだけど…



「絶して」



「え?ああ、わかった。」



オーラを仕舞い込むんだよな。まあできるだろ。……ほらできた。



そんなことをしてるうちに、ある一部屋の前にたどり着いた。



「ヒソカは変態だから。」



それだけ言って、イルミは中へと入って行った。



どゆこと?それだけ?あ、心配してくれてるのかな?それはないか。



ま、入ろうかな…
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