狩人の夢
□お泊り!
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「で、イルミさんイルミさん」
ミサクは、未だに座っているイルミに声をかけた。(ヒソカは帰ったよ☆多分殺りに行く)
「何?」
「あのですねぇ〜私家もないしお金もないのですよ」
「ふーん。で?」
多分イルミは気付いているだろうが、あえて気づかない振りをする。
「で、ですねえ〜あのぉ〜お泊りさせて頂けないでしょうか?」
「うん。いいよ。」
「え!?いいの!?」
こうも簡単に行くわけがないと思ったミサクだが、簡単に行ったので、すっごく吃驚のミサクちゃん。
「うん。でも、条件付きだけどね。」
「え…条件って何?」
悪い予感がしたミサクは、その「条件」と言うものを、恐る恐る聞いた。
怖い。ほんとに嫌な予感がするよ!?大丈夫だよね!私格闘技とか家系でやってたし。いざとなったらおりゃっ★っとやっちゃえばいいよね。あ、今のおりゃっ★のぶりっ子的なところは、無視してくれ!
「夜寝るときは、俺の横で寝ること。大丈夫。ミサクはただ寝るだけでいいから。」
ミサクは、イルミの前半の言葉を聞いて勢いよく立ちあがった後、固まったが、後半の言葉を聞いて、安心した。
「なあんだ!よかったー。それだけ!?それだけでいいの?!ただイルミの横で寝るだけ?安心したぁ〜」
ミサクは安心したような笑みを浮かべた後、座りなおした。
うん。私の予感、初めて外れたけど、安心した!この条件なら、飲めるよ!
「その条件、飲んでやろうじゃん!」
「じゃ、決まりね。ハンター試験まで約一か月だから、それまで泊まってってね」
「え。それじゃなんか悪い気が「泊まっててね」はい!」
イルミの言葉に押されすぎて、イルミにとっていい返事を返してしまったミサク。
まあ、いいか。それまでなんかしてお金貯めよー。