フェアリーテイル夢小説
□第5章
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『ホントにいいのか?こんなことして』
「大丈夫だろ。つーか、今さらかよ」
「それにしてもルーシィ遅いね」
『迷ったのかな?』
「それはないと思うぞ」
今俺はグレイ、ハッピー、ナツ、エルザと共にある場所にいる。
その場所と言うのがなぜかルーシィの部屋だ。
もちろん本人の許可は得ていませんよ。不法侵入です。
そんなときタイミングよくドアが開いた。
ガチャ
「おかえり」
「おかー」
「いい部屋だな」
『勝手に食材もらったぞ』
「よォ」
「サイコ――――――!!!!」
入ってきたのは家主であるルーシィだ。
まぁ、当然のリアクションだよな。
「多いっての―!!!」
ルーシィの投げたキャリーバッグは不機嫌なナツに直撃した。
「ファントムの件だが、奴等がこの街まで来たという事は我々の住所も調べられているかもしれないんだ」
あ、スルーなんですか……エルザさん。
「まさかとは思うが、一人の時を狙ってくるかもしれねえだろ?」
『だから、しばらくはみんなでいた方が安全だ、ってミラちゃんが言ってたぞ』
「だから今日はみんなお泊まり会やってるよ」
「そ、そうなの!?」
「お前も年ごろの娘だしな……ナツとグレイだけここに泊まらせるのは私としても気が引ける。だから同席することにしたという訳だ」
『んで、俺も暇だから参加したって訳♪』
「ナツとグレイは泊まるの確定なんだ」
「気晴らしにな!!!」
「プーン」
いつの間にかナツの横には星霊のプルーがキャンディーを加えていた。
「おお!!プルー!!何だその食いモン!!?オレにもくれ」
「オレはもう寝っからよォ。さわぐなよ」
『なんだ、グレイもう寝るのか?せっかくケーキが焼き上がったのに……』
「エルザ見て〜、エロい下着見つけた」
「す…すごいな……こんなのをつけるのか…」
気がつけば各自家主など無視してエンジョイしていた。
ホント清々しいくらいに。
「それにしてもおまえたち……汗臭いな。同じ部屋で寝るんだ、風呂くらい入れ」
エルザが見つめた先にはナツとグレイがいた。
ちなみに俺はすでに入っています♪
「やだよ、めんどくせ」
「オレは眠ーんだよ」
「仕方ないな……昔みたいに一緒に入ってやってもいいが……」
反抗する二人の肩に手を置き、大胆な告白。エルザってたまに常識がないよね。
二人も赤面して照れていた。
「アンタらどんな関係よ!!!!」
なぜだかルーシィも赤面していた。
結局二人はエルザと入ることを嫌がり、自分たちで入ってしまった。