フェアリーテイル夢小説
□第4章
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『な、なんてことだ……』
朝、目が覚めてベッドの横にある時計を見て絶句する。
ほんの数日前にあった鉄の森事件。
俺は確かそのあと、家に帰り寝た。
それまではいい……なのになんでそこから5日も経ってるんだ?
つまり俺は5日もただ寝ていただけなのか?……なぜ?
『う〜ん…………ま、いっか♪』
考えていても仕方がない。とりあえずギルドに向かうことにした。
『……って、ドアは?』
外に出ようと思っていたらいつの間にかドアが壊れていた。
なにやら殴られた形跡が多々ある。
空き巣かな〜と思ったけど、なにも取られていないしな……
すると、ふっと目の端に鏡が入った。
そして、誰の仕業なのかがよくわかった。
『……ナツか』
鏡の中の俺の顔にはこれでもかと言うくらいに落書きがされてある。
ドアもよく見れば少し焦げていた。
『ハハハ……そうか、ナツは死にたいのか♪』
なら、その願い叶えてやるしかないよな?
とりあえず魔法で汚れと損壊を治した。
そして、どのようにしてナツを懲らしめてやろうかと考えながら妖精の尻尾へと向かったのだった。