11/20の日記

10:00
二択》黒バス黄黒
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「黒子っち〜‼」
「また来たぜ?」
「はい。来ましたね。」
いつもの事らしく誰も気にしていない様子だが呼ばれた本人とその相棒だけはそうゆうわけにもいかない。
「黄瀬、お前ほんと暇なんだな。」
火神と黒子は体育館の入り口に立つ黄瀬の元へ向かった。
「火神っちじゃなくて黒子っちを読んだんス‼」
そんな火神にあっかんべーと舌を出す黄瀬。
「お前なぁ…」
火神の目がいつも以上に吊り上がる前に黒子が火神の肩を叩いた。
「まぁ火神君落ち着いて下さい。僕をご指名なので僕が話をつけて来ますから。」
「行こう黒子っち!」
そう言うより早く黄瀬が黒子の手を引いた。
「待てよ!監督に何て…」
「火神君に任せます!」
そう言うのと同時に出て行ってしまった黒子に火神は溜息を吐いた。

人気のない体育館の裏側まで行くと黄瀬はいきなり黒子を抱き締めた。
「今日はどうしたんですか?先週は確か…」
そこまで言うと黄瀬に唇を塞がれた。
「黒子っちが足りないんス。」
そう言ってぎゅっと強く抱き締められ黒子は苦しそうに言った。
「先週と同じじゃないですか…」
「だって土曜も日曜も試合で会えなくて寂しかったんスよ〜」
目に涙すら浮かべる黄瀬。
そんな姿を可愛いと思う自分に黒子は笑ってしまう。
「フフッ…黄瀬君ちょっと可愛いです。」
「何言ってんスか。黒子っちの方が全然っ可愛いっス!」
少し怒った表情の黄瀬がさらに愛しい。
黒子は笑いながら自ら黄瀬の腰に抱き付いた。
「黄瀬君は僕の事キライですか?大スキですか?」
急な二択に目をパチパチさせ驚く黄瀬だがすぐに答えた。
「大スキっス!」
「そうですか…」
黒子の満足そうな笑顔に黄瀬は思わずキスをした。
「でも何でそんな事聞くんスか?大スキに決まってるのに。」
「内緒です。」
「…?」
内緒と言われて黄瀬が顔をしかめる。
「僕にも聞いて下さい。」
「俺をキライかスキか?」
「違います。キライか大スキかです。」
「俺をキライか大スキか?」
まだ疑問に思いながら言う黄瀬だが黒子は満足そうに笑った。
「大スキです。」
大スキと言われてみるみる黄瀬の顔が赤くなった。
「よくわかんないっスけど…それ反則っス///」
可愛過ぎっと黒子を抱き締める黄瀬。
黒子はやはり満足そうに笑っていた。






素直に大スキとか言えないだろうなぁと勝手にツンデレな黒子に萌えてます笑

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