黒子のバスケ

□みどりのたんじょうび
1ページ/4ページ

「「「「「ハッピバースデイトゥーユー」」」」」

此処は帝光幼稚園
いつもなら外で遊ぶ子供達で賑わっている時間
だが一際目立つ組の子供達を見かけない
そう今日は7月7日
キセキ組の緑間真太郎君の誕生日を祝う為皆で広場に集まっていた

「しんたろうおめでとう」

赤い髪に両目の色が違う赤司君

「みどちん…あげる」

紫の髪にいつもお菓子を持ち歩く紫原君

「みどりまっち!!おめでとうっす」

黄色の髪にモデル子役をやってる黄瀬君

「みどりま!またとしとったな」

青い髪に色黒な青峰君

「もうだいちゃん!みどりんおめでとう」

桃色の髪の桃井ちゃん

「みどりまくん、おめでとうございます」

水色の髪に影が薄い黒子君

皆同じ組の仲良しキセキ組である

「ふん、わざわざいわってもらわなくてもいいのだよ」

そしてこの可愛くないしゃべり方をするのが今日の主役の緑間君である

「またまたそんなこといってうれしいくせに」
「っうるさいのだよ」

こんなやり取りもいつもの事
皆緑間君の性格を理解しているからこそのやり取りである

「で、しんたろうはなにがしたいんだい」

自分達はまた幼稚園児の為プレゼントを用意するのは困難
そこでリーダー的存在である赤司の案である
『緑間の好きな遊びをする』という事に決まった
緑間は素直に慣れないせいか自分からやりたいとは言えない事が多くあった

そんな緑間の為に出した案だった

「……っ………のだよ」
「はい?」
「きこえねぇよ」

恥ずかしがっているせいか普段より声が小さい

「みどりん!おおきなこえで」
「みどちん…ふぁいと」

桃井や紫原の応援の元決心したかのように本日のラッキーアイテムであるカエルのヌイグルミを握り締める

「かぞくごっこがっ…したい…のだよ/////」
「…」

意外だったあの緑間がかぞくごっこ…似合わない
だが本日の主役は緑間である

「っよし、じゃあさっそくはじめよう」

赤司の言葉に止まっていた他のキセキ達も我にかえる

「はいやくはなににするっすか」
「はーい!わたしテツくんのおくさん!」
「ずるいぞももい!」

皆それぞれやりたいや役を取り合いする

「こら、おまえたちきょうのしゅやくはしんたろうだぞ」

赤司の言葉は絶対であるが為
次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ