黒子のバスケ

□秀徳高校の困ったキセキ3
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高尾がさった屋上では大坪と黒子の二人は沈黙していた

「…」
「…」

なかなか会話が続かない
このままではと大坪は思い切って話す

「あっいや…悪かったな、うちの高尾が!」
「いえ…少し吃驚しましたけど」
「…」
「…」

それ以上会話は進まなかった
次第に周りの生徒が次々に屋上からさっていく

「そろそろ昼休み、終わりますね」
「っあぁそうだな」

ぎこちない空気の中片付けをすすめる

「じゃあ明日もここで…」
「いえ、今日で会うのは最後になりました」

突然の黒子の言葉に驚く大坪

「高尾君…バスケ部の人ですよね
ならば必然的に緑間君に知られてしまうかも知れません」

高尾は緑間とよく一緒にいる事が多い
その可能性は高いだろう

「僕のせいで大坪先輩に迷惑かけられません」




昼休みが終わるにも関わらず突然飛び出した緑間はあの後授業を遅れて帰ってきたらしい
先生が事情を聞いても詳しい説明もせず謝るだけいつもの緑間にしてはらしくない態度だった

「真ちゃん…どうしちゃったんだよ」
「どうもしないのだよ」

いつもの会話だが緑間の言葉には感情がない、ただ返してるだけ
初めて見る姿に言葉もでない
何が彼をここまで…思いあたる事は一つある
いったい屋上で何があったのか高尾には分からない
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