何も属さない小説
□記憶
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僕は何かを忘れている気がする
日本VSアメリカ戦
酷い試合だった日本があんなプレイをするなんて今でも信じられない
僕達がイナズマジャパンとして戦った日々を思い返す
どんなに強い相手でも諦めずに立ち向かい厳しい練習にも耐え世界一になったあの瞬間
そして何時もゴールから僕らに元気をくれる僕らの…僕の……
「あれっ?」
何かが引っかかった
けして忘れてはならない
大切な何かが
「くっ!」
無理に思い出そうとすると頭に激痛が走るでも忘れたくない忘れちゃいけない気がするんだ
「ぐっ!はぁっはぁ」
もう少し
「…っ」
もう少しで
頭が割れそうな痛みで立つことも出来ずしゃがみ込む
すると遠くから声が聞こえた