ダンボール戦機(W)(WARS)

□幸せ過ぎる毎日1
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今日、僕はバン君と結婚する
此処まで来るのに沢山の妨害や試練にあってきたがそれもこの日の為だと思うなら何て事はない

コンコン

「ジン君、バン君の準備出来たみたいだよ」

此までの事を思い返しているとユウヤが扉から声をかける

「あぁ、今行くよ」




コツコツ

長い廊下
彼女のもとに近づくにつれて胸の高鳴りが早くなる

「ジン君、緊張してる?」
「…」

ユウヤの問いにすぐに返事が出来なかった
それ程までに緊張しているのかと我ながら驚いている

「大丈夫だよ!」

そう言ったユウヤの指には指輪がある
僕達よりも3ヶ月前にユウヤはヒロと結婚した
二人とも幸せそうに微笑む姿は今でも思い出せる
思えば僕達が結婚する切っ掛けはそんな二人を見て羨ましく思ったからなのかも知れない

「あっもう直ぐ着くよ」

そんなたわいもない事を思っていると目的に場所が近づいていた

「…!〜〜っ」
「〜〜〜っ!」

バン君のいる扉の前に近づくにつれて騒がしい声が大きくなる

「っバン君どうしたんだい!?」

ガチャ

相手の返事が無いのに悪いと思いながらも扉を開けると…

「バンさんには白色が似合います!」

白の薔薇を持っているヒロ

「バンには絶対ピンク色が似合うって!」

ピンクの薔薇を持っているラン

「「バン(さん)はどっちが良いと思う(いますか!!)」」

そして間に挟まれるように椅子に座ってるバン君がいた
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