絶対可憐チルドレン

□昔々の物語
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お母さん!

何?

あの話聞かせて!!

またぁ?

だって好きなんだもん

仕方ないなぁ




昔々まだ超能力者と普通の人々が仲が悪かった頃の話
物語は一人の普通の人が管理官って人に呼び出された所から始まるの


「管理官どうしたんですか」

突然蕾見不二子から呼び出しを受けた皆本

「待ってたわ皆本君」

そこにいた不二子の顔は真剣そのもの
こういう時の不二子は何か重大な事を話す時しかしない
皆本は不二子の次の言葉を待つ

「破壊の女王の未来が回避されたわ」
「!」

あれ程何をしても変える事が出来なかった薫の未来
皆本は信じられない顔をしながらも未来が回避された事に安心する

「だけど…」

不二子の表情はなおも変わらない

「その変わりとんでもない未来に変わってしまったの」

今まで背を向けていた不二子は真っ直ぐ皆本を見つめる

「これよ」

辺りが暗くなり設置されていたプロジェクターが動き出す


『皆本』

そこに映っていたのはパンドラのリーダー兵部京介

『こんな所に呼び出して何のようだ…兵部』

その兵部と向かい合わせで映る皆本の姿

『…』


プロジェクターに映る兵部は中々言葉を発しない

『…っ』


ガシャン


兵部が何かを口にしようとした瞬間
プロジェクターが動きを止めた

「…これがどう大変なんですか管理官」

映像の意味が分からない皆本は不二子に問う

「問題なのはこの次よ」

そう言いながら不二子は次の映像を回す



『兵部っ!!』
『やぁ皆本』

先程と同じ向かうように対面する兵部と皆本
だが兵部の背後には何かが爆発するような音と煙が見える

『っ何故こんな事を!!』
『何故…僕を否定した君に言われたくないな』
『!』

そして皆本はブラスターを兵部に向けている

『さよならだ…皆本』
『兵部ーーーー!!!!!!』
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