絶対可憐チルドレン

□大切な彼女が最優先
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カタストロフィ号の中にある伊-八号の装置を回収する為
ヒノミヤは混乱する船内の中、目的の場所まで急いでいた


ガチャッ


安置されているであろう場所の扉を開くとそこには…

「誰だっお前!!」

ある筈の装置はなく厳重な檻の中に一人の少女が入るだけだった

少女は眠っているようだがどこか苦しそうで額の汗が流れる

「どうなってんだ」

此処では無かったのか
だが目の前の光景にその場から動けないヒノミヤ

取り合えず少女の額の汗を拭いてやろうと手を伸ばす

すると…

「それに触れないで貰おうか」

背後から聞き慣れた声がし慌てて振り向くとそこには見た事ない表情をした兵部がいた

怒り…これほど憎悪に満ちた感情を向けられたら事のないヒノミヤの手足はガクガクと震えだす

「全く彼らには飼い犬くらいちゃんと躾て欲しいよ」
「何?」
「君の事だよ、USEI捜査官アンディ・ヒノミヤ」

隠していた自分の素性が知られていた事に驚くヒノミヤ

「なっ知ってたのか!」

当然だと言いたげな顔をする兵部にヒノミヤは焦りだす
自分の裏切りがばれていたという事は兵部は間違いなくヒノミヤを生かして此処から出してはくれないだろう
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