リクエスト小説
□君は君主様
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「やぁ大我来たよ」
扉が開くとそこには…不気味な笑顔を浮かべる絶対君主がいた
「なっ何で…お前っ」
朝、インターホンが鳴った音で目覚める
寝ぼけた頭で上手く思考が働かない…が目の前にいる人物が此処にいる事が異常なのは分かる
「何を言ってるんだい?また会いに来ると言ったじゃないか」
火神達誠凛はWCに優勝した
その時に確かに赤司は言っていた
回想
「やったぞ!黒子!!」
「はいっ火神君!!」
喜びを分かち合う火神と黒子
そんな二人の前に赤司が近寄ってくる
「テツヤ…おめでとう」
「赤司君」
「負けたよ、君とその相棒に」
赤司が火神と向き合い手を差し伸べる
「また会おう」
「っあぁ」
約束を交わし二人は握手をした
それが5日前だった筈だが…
「またって早すぎだろう」
「何を言ってるんだい!本当は次の日にでも会いに行こうとしたんだけどあえて5日後にしたんだ感謝して欲しいよ」
目の前の君主には常識は通じないみたいだ
「てか?何で俺んち知ってんだよ!」
当たり前のようにズカズカ入って来たものだから忘れていた
「僕に不可能はないよ」
自信ありげに見下ろす赤司
「まぁ、本当はテツヤに聞いたんだよ
大輝と涼太のペア写真をあげたらすぐに教えてくれたよ」
「っ黒子!!!!」
相棒は所謂腐男子というやつみたいで他校と試合してはやれできてるだのタチだのネコだの意味不明な事をブツブツ言っているのを聞いたことがある
「本題に入ろう大我…彼氏はいるかい」
無意識に後退りする
「さて大我、もう一度言うよ」
一歩一歩赤司が近づいてくる
「僕の者になれ」
真剣なその顔に縛られる
「……は?」
赤司の口からでた言葉に唖然する
「(こいつは今何て言ったんだ?)」
そんな火神を無視して話は続いていく
「僕と付き合ってみないかい」
「はあああぁぁぁ!!!/////」
「テクには自信があるんだ…満足させてあげるよ」
「いやいやそう言う事じゃなくて
ってか俺が彼女ポジションかよ」
二人の身長差はおよそ20cm
付き合うと言う言葉もそうだが次にでた言葉に耳を疑う
「何だい?大我が僕の上にくるってのかい
例え大我でも僕の上に立つ者は殺す」
先程とは変わった雰囲気で睨む赤司には火神すら適わない
「(怖ぇー)」
赤司様の言う事は
『絶対』