Free!:中編

□この気持ちを認めたくないから
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After the 3th





「良かったー!凛ちゃんも来てくれたんだー!!」


「名前がうるせぇからな・・・」



パアアアと向日葵を咲かす渚を凛はうっとおしそうな口調で答えた。


「やっぱ凛はいつまで経っても名前に甘いね」


『凛が・・・?そんな訳ないじゃん真琴・・・』



真琴の言葉に即否定を入れる名前。




「そう?小さい頃から名前のワガママ全部聞いてくれてたじゃん」


『・・・んーそうだっけ?』


「お菓子とか自分の食べたら凛に貰ってた・・・」



真琴に続くように遙が答える。



『えー・・・全然覚えてない・・・』


さっぱりだ、と顔をすると真琴は困ったように笑った。
勿論遙は無表情のままであった。




「よし!じゃあ遊園地入ろっ♪」





渚は今か今かと待ち浴びた目で全員を見つめる。
早く遊びまわりたい様子・・・。




『うん・・・でも怜くんは?』


「んっとねー・・・」真琴は言い辛そうにしていると遙が淡々と答えた。



「・・・練習しすぎて体調崩した」



『あらら・・・大丈夫?』



さぁ?と肩をすくめる遙。相変わらずのクールっぷりだ。





「まぁ仕切りなおして!早く行こうよ!」




『そーだね!いこー!』



オー!!と渚と名前は腕を上げる。











ーー・・・名前変わらないなぁ。





真琴は穏やかな笑みを浮かべ心の中で呟いた。


















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