ブラコン:長編

□自己紹介in朝日奈
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「ただいまー」



ガチャリとリビングを開け現れたのはヤンキー少年だった。

そして、その後ろにいるのは女の子。



あの子かな?




「おかえり、侑介、絵麻ちゃん」雅臣さんが二人に返事する。そして続けて私の紹介をする。


『名前です、宜しくね』ニコリと私を二人に向けて笑顔を向ける。
二人共高校生だっけ?
若いなー・・・。



「これから宜しくおねがいします、絵麻です」絵麻ちゃんもニコリと私に笑顔を贈ってくれた。
「俺は侑介!宜しくな!!」と侑介くんも元気よく挨拶してくれた。












『うん!あ、あとね・・・私二人にお願いしたい事があるんだけど・・・』



絵麻ちゃんと侑介くんは頭の上に?マークを浮かばせ、私の言葉を待ってくれた。




『お姉ちゃんて呼ばれたいなー・・・なんて』




いざ言うと恥ずかしくなってしまう・・・。
だって、一人っ子だったし・・・下の兄弟に憧れていた・・・。



チロッと二人を見る。





「はいっ、名前お姉ちゃん」


「おう!名前姉ぇ!」





高校生組は満面の笑みで答えてくれた。

これが兄弟・・・!!

嬉しすぎる!!



『宜しくね!!!』



ガバッと私は二人を抱きつく。


ぎゅっぎゅっとめい一杯抱きしめる。
絵麻ちゃんと侑介くんは苦しい・・・と呟いていたがお構い無しだ!!
可愛い妹と弟よ!!





「俺もいれてー!」



「あ、俺もー!」




椿さんが私達に抱きつき、要さんもそれに続き。


勿論のごとく床へ崩れ落ちた。
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