黒子のバスケ:長編
□ある者は僕を未熟者だと笑った
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「よ、名前」
『青峰くん、いらっしゃい』
おう、と相変わらず荒っぽい口調の青峰くん。
当たり前のように置かれたのはカロリーメイトとスポーツドリンク。
名前はまたか、とため息をつく。
『青峰くん・・・』
「野菜食えだろ、分かった分かった」
『青峰くー…』
「久しぶりやなぁ名前ちゃん♪」
『今吉さんっ!』
青峰の隣に突然現れる今吉、青峰はあからさまにウゲェと顔を歪める。
『お久しぶりです』
「元気しとったか?」
『はい、全然元気です』
「そりゃ良かったわぁ。んで、このガングロと何話とったん?口説かれたん?」
「誰がガングロだ、アンタじゃねーんだからこんな貧乳口説かねぇよ」
『ただの世間話ですよ、それより青峰くんさり気なく酷いこと言ったよね!?』
「名前ちゃん、ワシは貧乳派でも巨乳派でも無いからな。安心せい」
「『なんの安心!???』」
同時に青峰と名前が吠える。
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