短編
□物語の続き
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『梓!』
いつものように微笑む君。
僕が腹をたててる時も、仕事で失敗した時も・・・君はずっと隣でいてくれた。
いつしか君は僕にとって掛け替えの無い存在になってしまった。
「どうかした?」
彼女と話すと心がフワフワして・・・心地よくて・・・。
いつからか君を幼馴染とは見ていなくて・・・。
これは特別な感情なのだと思ったのは早かった。
好きなんだってー・・・。
『呼んだだけ』ウフフと●●●は悪戯っ子のようにはにかむ。
愛おしくて・・・。
好きで好きでたまらなくて。
「●●●」
『なーに?』
「呼んだだけ」お返し、と僕は笑い返す。
●●●は一瞬驚いたような顔をするがスグに笑顔を戻す。
『梓が冗談いうなんて珍しいね』
だからいつまでも進まない物語はつまらない。
そろそろ王子様がお姫様にキスしたり、助けに行ったり迎え行ったりー…。
そろそろ読み手も飽きがきてしまう・・・。
だから少しでも進もうと思う。
「少しでも●●●に構って欲しくてね」
『・・・え?』
また同じように驚く●●●、先ほどのように笑顔は戻らなかった。
「少し聞いて欲しいことがあるんだ・・・」
僕がどれほど君を見ていたかー・・・。
少し話すとしよう。
君はどんな返事をくれるかな?
物語の続き
***
美耶さんからのリクエスト 13.8.25
end.