短編
□待て!お座り!
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『あぁーー!!終わんない!!』
「頑張れー」
俺の恋人こと●●●はただいま仕事と奮闘中です。
俺は彼女の仕事が終わるまでソファでくつろぐ事はや二時間。
そろそろ構って欲しいのが男の性であるが、邪魔をしてはいけない・・・。
しかし邪魔をして怒っている顔を堪能するのも良い・・・。
『えっとー・・・これは平門さんに・・・これは喰くんに・・・』
わたわたと慌て始める●●●。
そんな姿も可愛い・・・しかし口から出てる言葉は俺以外の男の名前・・・。
流石に・・・こう・・・くるよね。
「●●●ー・・・いつ終わる?」
『まだまだ!!』
「うーん・・・」
まだまだ・・・か・・・。
焦らされるのは好きじゃないんだよなー・・・寧ろ焦らしたいしー・・・。
早く髪に触れたい、抱きしめたい・・・キスしたい・・・触れたい・・・。
あー・・・いつからこんな欲求不満になってしまったのか・・・。
これも全部●●●の所為だ・・・。仕事終わったら覚悟してろよー。
『えっと・・・』
「●●●ー早くー」
『うるさい!!馬鹿!!』
「馬鹿って言ったなー・・・、マジで今日の夜覚悟しろよ」
ピタッと●●●の動きが止まる。
「早くなー」
ニヤニヤと俺は●●●の背に笑いかける。
『今日は徹夜で仕事なの!!!!』
「耳真っ赤だぞー」
どう可愛がってやろうか・・・。
待て!お預け!
***
蕪木さんからのリクエスト 13.8.25
end.