短編
□あんたの性癖とか微塵も興味ないんで!
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『く、くしゃなぎさん!!?』
何の突拍子も無く草薙は●●●の口に指を突っ込んだ。
予想外な行為に●●●は目を見開き目の前の男を見つめる。
男は特に何をするわけでもなく、●●●の口内に滑り込ませた二本の指を生々しく動かした。
『あ、の!!!』
●●●は草薙から逃れるために後ろに下がろうとしたが、草薙は●●●の腕を掴んだ。
『・・・あ、あの・・・』
「やっぱええわ」
スッと草薙は口内から指を抜き取り、満足そうに笑みを浮かべた。
「俺な、なんか知らないけど歯が好きらしいねん」
『え、え!??歯…ですか?』
「●●●ちゃんの歯キレイやから一度触ってみたかったんや。ホンマおおきに満足したわ」
●●●は草薙が去った後もその場から一歩も動けなかった。
メンバー内で一番まともだと思っていた草薙さんは、メンバー内で一番の変態だった。
あんたの性癖とか微塵も興味ないんで!
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