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□赤毛の君
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『あ、我愛羅だ…!』
「え…待って…!」
『逃げろぉ!!!!』

悲鳴が響く公園。
空は夕暮れに染まり、ぽつんと佇む赤毛の君がいた。

「きみは…ぼくが怖くないの?」

怯えるような目の色は、私とよく似たグリーン。

「こわくないよ。」

綺麗な赤毛はさらさらしていて。
ふと、手を伸ばしてみた。

「綺麗な赤色だね。」

驚きに目をまんまるにして、そして嬉しそうに君は微笑む。

これが、君と私の出会いでした。

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