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□ひとり
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あれから月日は流れ、わたしと我愛羅も下忍となった。
月日の流れと共に我愛羅はどんどん冷酷になっていた。
何があったのかは、我愛羅は教えてくれなかった…というより聞く気になれなかった。触れてはいけないような気がして、何も言えずにいた。
成長するにつれ、我愛羅はどんどん強くなっていく。わたしは弱いままで。強くなっていく彼に差を感じて、わたしは我愛羅に近づけなくなっていっていた。
ほんとうは、沢山話したいことがある。
どんどん冷酷なり孤立していく我愛羅を見るのが辛くて、話かけようとしたことは何度もあった。
我愛羅はとても優しい人だ、と知っているんだから、怖くなんてない。
でも、壁を感じる。
小さい頃からの大切な友達。
なのに何故だろう。
君に、近づけなくなっていくんだよ。

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