銀魂
□ハグはストレスが減るらしい
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『すまねぇ、今日仕事でいけそうにねぇ……折角会えるはずだったのに、ごめんな。』
電話をとって聞こえたのは、今一番聞きたくなかった言葉だった。
「んーん、まぁ仕方ないんじゃね?やっぱり大変なんだな、土方くんでも。」
笑ってそう返すと、土方くんでもってなんだ!とツッコミが返ってくる。
そう、電話の相手は土方くん。……俺達は付き合ってるわけで。いやいや、俺だって最初はためらったよ?流石に銀さんだって男とは付き合ったことなかったからね!!!
でも、やっぱり好きになっちゃって、土方くんに言われるままお付き合いはスタートしたわけです。
プツン、と電話がきれれば、俺はため息しか出てこない。
くっそー、久々に会えると思ったのに。そういえば最近天人が何かしでかしたとかいってたなぁ……忙しいのは仕方ないけど、やっぱり寂しいんですぅ。
この性格のせいでいっつも憎まれ口ばっかり叩いちゃうし、そのうち愛想つかされちゃわないかな……って銀さんいつからこんなに乙女思考になったんですかぁぁぁ!!!???寒いよ!!!銀さんの考え寒いよ!!!
なんて一人ツッコミをいれながら万事屋の中に戻る。
「銀ちゃん、マヨラのところに行くんじゃなかったアルか???」
「んー、仕事みたい。仕方ねぇよな〜。」
「またアルか!!!あいつらもなんだかんだいって大変ネ。そのぶん所得がいいから、私達は困らないネ!!!」
神楽は土方くんが酢昆布をかってくれるために気に入っているらしく、仲良くしろよと脅してくる。言われなくても仲良くするに決まってんだろコノヤロー。