MAGI

□高二組
1ページ/1ページ

第1校舎2階2学年教室は、1年生よりもうるさかった。

ガラガラ

「マスルールくーん!」

開いたドアから、ヤムライハの声が響いた。

「なんスか。ヤムライハさん」

マスルールが、聞くと

「またフラれたのー!うえーん」
「またっスか…」

泣きじゃくるヤムライハ、呆れるマスルール。そこへ

「ちースっ!よぉ、ばか女。またフラれたのか?」

シャルルカンが、やってきた。

「なんですって! キッ」
ヤムライハが、シャルルカンを睨みつける。
そこに

「!?一体何事だ?」
「あちゃー…また派手に喧嘩してるね…二人とも」

スパルトスとピスティがきた。

「うるせェ!!今日こそ、このばか女に分からせてやるんだ!」
「ははーん。分かるのは、どっちでしょうね。この、剣術ばか!」
「ばかって言うな!この、フラれ女!」
「じゃぁ、アーホ、アーホ、マヌケー、ベロベロバー」
「んだと!頭でっかち!」
「なんですってー!」

二人は、幼稚園生のような言い争いをしていた。

「あれ、どうしたらいいっスかね…」
「んー。ほっといていいんじゃない?」

マスルールの質問に、ピスティがさらっと答えた。

「では、私達は、外へ出るか」

スパルトスの言葉で三人は、シャルルカンとヤムライハを置いて教室を後にした。

あとがき
高二組、読んで頂き感謝申し上げます。
前作から、読んでくださった方々、ありがとうございます。
今回は、ほぼ八人将の話だったので、シャルとヤムを喧嘩させてみましたww
さて、次作はお待ちかね、我等がジャーファルさんが登場する、高三組です。
こう、御期待下さい。
では、また次作でお会い出来る事を楽しみにしています。

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ