MAGI
□高三組
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今日も第3学年は、平和である。
第2校舎2階3学年教室には、本日もオカンの声が響きます。
「シーーーーンーーー!!!!!!!!!!」
ジャーファルの声は前を飄々と歩いている男子に向いていた。
ジャーファルはこの学園の副生徒会長だ。
男子はジャーファルに気がつき、振り返った。
「やぁ!ジャーファルじゃないか!大声なんか出して一体どうしたんだ?」
男子の名前は、シンドバッドだ。
この学園の生徒会長だ。
「どーしたも、こーしたもありませんよぉぉぉぉ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!あなた、今度提出する書類かきおわってないでしょう!!!!!!!!!!」
「書類って?」
シンドバッドのなんとも気が抜けた返事が返ってきた。
「なにって………はぁ!?え?書類…えええ!?」
「???」
この返答はジャーファルも予想を遥かに超えた物だった。
「書類って言うのは、まず各部活動の会計報告書の提出の催促、アンケートの収集、あなたの脱いだ挙げ句の器物破損の始末書の提出。全てが、今日締め切りなんですよ!?終わってるんですか!?」
「え?マジ……」
しばらくの沈黙。
「あんた、終わってないんかい!!!!!!!!!!」
「アアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!すまんジャーファル!!!!!!!!!!すぐやるから命だけは…ああああ!!!!!!!!!!!」
シンドバッドの絶叫が校舎にこだまする。
壁の影から一人の少女、練紅玉が覗いていた。
「ねぇ、白英。」
「?どうしたの?」
紅玉に話かけられた少女、練白英が返事をする。
「シンドバッド様のお手伝いした方がいいかしらね?」
「うーん。どうだろう……かえって邪魔になる事もあるからね……」
二人は 悩んだ。
「紅玉。今日じゃなくてまた今度にしたら?」
「そうね。そうしましょう!」
そうして二人はシンドバッドとジャーファルに背を向けて歩きだした。
* * *
提出物が終わったかは想像にお任せします。
end
あとがき
はじめまして、お久しぶりです!!!!!
遅くなって申し訳ございません。
高三組なんとか無事終わりました。
なんか、グダグダで申し訳ありません。
本当にすいません。
次作は様々なキャラの絡みを書きたいとおもっています。
こんな絡みがみたいなど、リクエストはメールで私に送ってください。
ここまで、見て下さった皆様本当にありがとうございます。
では、次作で会えることを心から願っております。