めいん
□吸血鬼
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今日のスピアーズ先輩はなんか変だ。
顔は青いし、疲れてそうで、説教にもいつものキレがない。
「スピアーズ先輩、大丈夫ッスか?」
「ええ、大丈夫です、ロナルド・ノックス」
先輩はこんなことを言うが、真面目に大丈夫じゃなさそうだ。
その時
バターン!
ドアが開いてサトクリフ先輩が入って来た。
「ウィリアム、大丈夫!?」
「……正直言ってキツいです。」
「だから昨日の夜言ったのに!ちゃんと飲まないからヨ!」
スピアーズ先輩薬でも飲んでるのだろうか。
「じゃあせめて、ちょっと休みましょ?」
サトクリフ先輩はそう言うと、スピアーズ先輩と一緒に部屋をでていってしまった。