歴代の拍手たち。
□九代目
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「リュウさん、この先に新しいカフェがオープンしたんですが、一緒に行きませんか?」
「あぁ。」
「リュウさん、このお店のケーキ、とっても美味しいんです!是非食べてみて下さい。」
「あぁ、有難う。」
「リュウさん、この前言ってた映画が来週公開されるんですが、観に行きませんか?」
「…俺でいいのか。」
「え?」
「君はまだ若い。愛想のない俺より、もっと年が近い男の方がーーー」
「リュウさん、」
「…何だ。」
「リュウさんが心配なさっている事は分かります。でも私は、」
それでもあなたがいいんです
「他の人では意味がないんです。だって私は、リュウさんが好きなんですから。」
「…そうか。」
年の差とか住む世界とか性格とか、色々心配するリュウと、全部分かってて傍にいるヒロイン。