歴代の拍手たち。
□十一代目
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「報告書終わり!あとは明日の部隊編成を考えて、内番の当番決めて、それから―――」
「その前に休憩にしないか?丁度、八つ時だ。」
「わぁ、パンケーキだ!美味しそう!」
「俺の自信作だ。」
「三日月さんが作ってくれたの!?凄い!知り合いの審神者さんに写真送ろ!(パシャッ)」
「ちなみに、ほっとけーきとぱんけーきの違いだが、ほっとけーきは、ふわっと厚く、ばたーとめーぷるしろっぷをかけて食べるおやつらしい。
一方、ぱんけーきは、ふらいぱんで焼いた、甘さ控え目の薄いけーきで、べーこんや野菜を添えて食べる食事系のものだそうだ。」
「へー、知らなかった。そして美味!最近、三日月さん料理色々作ってくれるよね。しかも全部美味しいし。」
「燭台切に負ける訳にはいかないからな。」
「え?みっちゃん?」
「燭台切が作る料理が好きなのだろう?だから、結婚するなら燭台切がいいと。ならば、俺は燭台切を超えねばならん。」
「え、待って。その話何処で…って言うか、その言い方だと、三日月さんが私と結婚したいみたいじゃん。全くもう、勘違いする言い方はやめてよね!」
「勘違いではないぞ。」
「……え?」
「俺が料理を始めたのは、それが理由だ。燭台切には…いや、誰にも負けるつもりはない。」
ちゅ。
「……っ!?」
「しろっぷが口の端に付いていたぞ。」
「だっ、だからってそんな…!い、言ってくれれば自分で拭いたのに…!」
「すきんしっぷだ。」
「過激なスキンシップはご遠慮下さい!」
ヒロインの為に花嫁修業中の三日月さん。