用語集
【い】 3件
【斑鳩 沙月 (いかるがさつき)】
物部学園生徒会長にして、旅団所属の永遠神剣第六位【光輝】の担い手。その前世は、誕生を司る太陽神『セフィリカ=イルン』。
真面目だが堅物ではなく、カリスマに溢れる人物。学生達の信頼も厚い。望ハーレムの一員。
実は旅団では団長に次ぐ所属歴の長さ。副団長より古参だったりする。
【痛みの永久“エリーシア” (いたみのとこしええりーしあ)】
ヴィクトリア王朝風のドレスと日傘を持つ、風景型の第二位【罪業】の担い手の少女です。彼女とシェラトリィハ、ナユタの三人で、『三姫』とも呼ばれます。
美しい容姿は、造られたが故です。テレビショウの、愚かな道化として。彼女は、いかに面白おかしく死ぬかを楽しむ為の人形でした。イレギュラーだったのは、唯一。彼女は、何度死んでもまた、同じような存在として創造される事。繰り返す死に、彼女は願いました。『助けて』と。それに、【罪業】が答えました。善意を持って。
その瞬間、観客と出演者は逆転しました。無限地獄の中、人々は、自分が見下していた人形よりも惨めに死んでいきます。自分が、絶対の安全圏に居ると信じている者など、その程度でした。気を付けた人々も、死に絶えます。結局、最後は助かると信じている者など、その程度でした。【罪業】は、マナを得る歓喜と共に震えました。
彼女が駆け抜けた地獄を再現する【罪業】は、世界を滅ぼしました。善意を持って。だからこそ、エリーシアをその全てから守り抜き、外に連れ出したアキに、全てを託して消えました。一度でも多く、彼女が笑顔を浮かべられるようにと願いながら。
その願いのまま、彼女はアキに甘えます。生まれたまま、誰にも甘えられなかったからこそ。【罪業】の力の副作用で、アキを死の危険に晒しながら。『聖永輪廻』で唯一の、隠す事の無い愛情を向けながら。
【凍雲の風花“アオイ” (いてぐものかざはなあおい)】
常に刃に水滴を滴らせる、弦を張った刃のみのシャムシール型の第五位【湧渾】と絶対零度の凍気を操る籠手型の第二位【回向】の担い手の少女です。美しい髪をポニーテールにしています。
少々融通が利かないところがありますが、真面目で有能な中間管理職の鑑な人なので、総じて信頼されています。何なら、アキよりも人望があります。最近はストレスのためか鉄拳制裁も辞さなくなりましたが、口で言っても言う事を聞かない『聖永輪廻』の面々には効果絶大です。
元はアキを監視するために貸与された、テムオリン配下のロウ・エターナルでした。生まれ故郷を人質に取られており、彼女には決して逆らえません。
アキがテムオリンの出す難題を全て攻略した褒美としてアオイの故郷を望み、手中にしたため、真の意味で彼の傘下となりました。テムオリンは大層悔しがったそうです。
長距離狙撃と近接格闘、指揮も出来る才女です。魔法の素養も高く、隙がありません。アキには感謝と思慕の両方を抱いていますが、恥ずかしいのであまり表には出しません。所謂ツンデレ、というかツンギレです。
[戻る]