用語集

【わ】 2件

【災禍の胡蝶“シェラトリィハ” (わざわいのこちょうしぇらとりぃは)】
 アラビアンナイトな世界の、マハラジャの娘です。害毒疾病型の第二位【蠱毒】の担い手です。【蠱毒】は普段は金色のランプ内ですが、呼べば風水を汚す漆黒の蝶の翅、或いは魔神の姿で顕現します。
 金儲けの事しかない父を嫌い、医者を目指していました。全ての人を救いたいと、真摯に祈ります。【蠱毒】は答えました。悪意を持って。

 『死を冒す病』を産み出し、『消滅』以外の死を無くしました。しかし、否、だからこそ人は争いを止めなくなりました。彼女を巡り、更に争いは激化します。その度に幾つも命は潰えました。『何故』と人々は彼女を呪い、『魔女』と呼びます。それを【蠱毒】は笑いながら見ていました。答える事は、彼女にも【蠱毒】にもできません。全ての命を見送った砂漠の都市で、彼女は無限の時を患者を待つ事に費やしました。生きている者が居る筈、と願いながら。それを【蠱毒】は笑いながら見ていました。過分の怒りを孕んで。
 【蠱毒】の力が通用しないロウ・エターナルによって、世界はマナの霧に還りました。彼女と【蠱毒】は、涙を流しながら見詰めました。救いたい世界が、滅ぼすべき世界が消えていく様を。

 以降は、『聖永輪廻』の軍医として従軍しています。鳥籠の中から救い出してくれたアキの為に。文句が多いのは、多分、照れ隠しです。少なくとも、【蠱毒】はそう彼女を弄って楽しんでいます。 


【ワルサーP38 (わるさーぴーさんじゅうはち)】
 恐らくアニメ好きには説明不要の超有名拳銃、『芸術的』とまで評された仕上げを持つ。
 因みに、末期版は見る影も無い程に劣悪。『貧すれば鈍する』のいい例だろう。



[戻る]



©フォレストページ