信じるもの

□第ニ話
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只今教室には、私たち7班だけです。

他の皆はと言うと、担当の上忍が来てどっか行った。

そして、何故か私たちの上忍は全然来ない。

あのー、遅すぎじゃありませんか?

そう思ってると、ナルトが扉に黒板消しを挟むという事をしていた。


「遅刻して来る奴がわりーんだってばよ!!」

「ったくもーー!私!知らないからね!!」


「ナルト、ちょっと貸して。これはこう…もっと粉をつけて……はいよ」


黒板消しを真っ白にしてやった。

ナルトはそれを嬉しそうに受け取り、扉なセットした。


「フン。上忍がそんなベタなブービートラップに引っかかるかよ」


扉が開いた。


ガラ!!

バフ…

やばっ、引っかかった。

声に出してバカにするナルト、優等生ぶっているサクラ、心の中で頼りないとバカにするサスケ、そして必死に笑いをこらえる私。


上忍は私たちの方を見てきた。


「んーーー…なんて言うのかな。お前らの第一印象はぁ……

嫌いだ!!」


ーーーーーーーーー
ーーーーーーー
ーーーーー


「そうだな…
まずは、自己紹介してもらおう」


私たちは今、外にいる。

この上忍さんに連れてこられたから。


「…どんなこと言えばいいの?」


「そりゃあ好きなもの、嫌いなもの将来の夢とか趣味とか…ま!そんなのだ」


「あのさ!あのさ!それより先に先生、自分のことを紹介してくれよ!」


「そうね…
見た目ちょっとあやしいし」


「それどーかん」

で始まった先生の紹介。

だけど分かったのははたけカカシという名前だけ。


「じゃ、次はおまえらだ。右から順に…」


まずはナルト。

ナルトの自己紹介はラーメンの事ばっか。

将来の夢は火影を超すことらしい。

次はサスケ。

この人はやばい、頭いってる。

野望はある男を殺す事って怖すぎっしょ。

んで、サクラ。

サクラはずっとサスケを見ながら言っている。

恋する乙女だね。

それと、嫌いなものはナルトらしい。

ナルトどーんまい。


「じゃあ、最後!ショートカットの君!」


「はーい。名前は名字名前でーす。好きなことは寝ることで、嫌いなことはずーっと起きてることでーす。将来の夢は……取り敢えずないかな」


将来の夢は別に言わなくてもいいっしょ。


「よし!自己紹介はそこまでだ。明日から任務やるぞ」


おー、さっそくですか。


「まずは、この五人だけであることをやる」


「なに?なに?」


「サバイバル演習だ」


演習?

なんでまた…


「卒業生28名中、下忍と認められる者はわずか9か10名。残り18か19名は再びアカデミーへ戻される。この演習は、脱落率66%以上の超難関テストだ!」


うわ、ということはほとんど落ちるじゃん。

脱落率えげつないなー

取り敢えず、やれるとこまで頑張ろ。

落ちるわけにはいかないしなー

私はカカシ先生の朝ご飯を抜いてこいに思わず突っ込みそうになった。
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