信じるもの

□第三話
2ページ/3ページ


私は今木に登り、ナルトと先生の対決を見てるんだけど……


「ナルトかわいそ」


ありゃ完全に遊ばれてるじゃん。
先生本読みながらだし。
でもこうやって見てる限り、先生からスズ取れる気しないんだよなー
さてさてどうしたものか。
……やっぱり一回みんなで挑んだ方がいっか。
1人じゃ厳しそーだし。
取り敢えず声かけてこっと。



ナルトのところへ行くと、木からロープでつるされていた。


「やっほー。それ楽しい?」
「楽しくねーってばよ!」


すごいぶらんぶらん揺れてる。
振り子時計みたい。


「 そんなナルト君に提案です。ロープ切ってあげるから一緒にスズ取りに行こ。 」
「それはできないってばよ!」
「およ?何で?」
「これぐらい一人でなんねーと火影にはなれねーから!だからオレは一人で行く!」
「あーそーですかー。じゃあ1人で頑張ってくださーい。」


ったく、せっかく誘ったのに……
仕返しにナルトを思っきし回してやったわ。


じゃあ、次はサクラのとこ行こーっと。
さっき、悲鳴が聞こえたんだけどな。





「いた。サクラーおーい。起きてー」


見つけたと思ったら泡を噴いて気絶していた。
呼びかけながらほっぺを叩くと目が覚めた。


「はっ!サスケ君!?」
「残念。ハズレ」
「なんだ…」
「そんなガッカリしないでよー。それよりさ、一緒に鈴取りに」
「ゴメン!私はサスケ君を探さないと!サスケ君ー‼どこー⁉」
「え、ちょ、まっ……」


行くの速すぎー
じゃあ最後はサスケか。





「サースーケさーん、どーこでーすかー?」


なんか全然見つかんないし。
何で?


「…おい」
「ん?……ハロー」


声がした方を見ると、サスケが見事に地面に埋まっていた。
顔だけこんにちはだよ。


「ねぇ、スズ一緒に取りに行こ。」
「断る。おまえなんか、足手まといなだけだ。」
「そっか。じゃ。」
「!?おい!少しは助けろ!」


なんか後ろで言ってるけど無視無視。
まったく、足手まといとは失礼な。
でも、これからどーしよかなー
次へ
前へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ