えくそ本文2
□24.出会う
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【24.出会う】
このまま真っ直ぐ家に帰るのもなんだし。
と、立ち寄ったのは一度は入ってみたいと思っていた屋上。
カギがかかっているのか不安だったけど、何回かガチャガチャと回していると開いて、胸がドキドキする。
「わぁ〜」
金網に近づけば、野球部からサッカー部まで見渡せた。
高い所は得意じゃないけど、やっぱり気分はいい。
「なにしてんの?」
「え?」
振り返れば眠そうな顔の男子(っていうか、どこかで見た事ある顔)
「どうやって入ったの?」
「あ、ゴメン…開いちゃって」
「ふふ、本当?」
ふにゃふにゃ笑う顔がかわいいなぁって思っていたら、どんどん近づいてきて、気づいたらキスされてた。
「んんっ、」
「んっ、…オレ放課後はここにいるから」
「え、あの、」
頬っぺたをスルリと撫でられて、さっきのかわいい顔はどこに行ったのか、色気が駄々漏れの顔でまたキス。
「よかったらまた来てよ…セフンくん?」
「え?!な、名前なんで…!」
じゃぁね!って手を振って出て行ったのが、
ダンス部のジョンインくんだって探し出すのにそんなに時間はかからなかった。
「こんにちは!!ボクもダンス部に、入りたいんですけど!!////」