いんぴに4

□ホワイトデーのお返しに
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「え?」


ヒチョルヒョンに呼ばれて、ヒョンの宿舎を訪れて、どこか悲しげな顔をしたリョウクヒョンに部屋に通されて……これはなんなんだろう。







目の前のヒチョルヒョンは、首に真っ赤なリボンを巻いてパンツ一丁でベッドに座ってた。





「え、あの…ヒョン?」


意を決して、ヒチョルヒョンに話しかけてみたらドヤ顔で「バレンタインのお返しだ」と言った。


……え、?

どうしよう。どうしよう。
頭痛くなってきた…

え、これってあれ?


「ワタシをタ・ベ・テ♡」ってやつ?!!


漫画とかで見た事あったけど、マジでやる人いたの?(あー、でもこの人ならやりそー)

「お返しなににしようかな?」とか考えてくれてた時に読んでた漫画あたりにでも書いてあったんだろうな。で、「これいいじゃん!!」ってなったんだろうな…。

考えてくれてたのは嬉しいけど、…これはちょっと…


「おい、ソンギュ」

「うぇあ、は、はい!」

「中々寒いんだ。さっさと貰え」


両手を広げてるけど、これ本当どうしたらいいの?


「ったく、」

「うぇ?…わぁっ!」


タラタラしてるオレにイライラしたヒチョルヒョンに腕を引っ張られて、今のオレはヒョンを押し倒してるみたいになってる。

焦るオレを他所にヒチョルヒョンは、ニヤニヤしてる…


「ほら、貰え」

「いや、あのっ」

「ほら、」


頬をスルリと撫でられれば、ヒョンの瞳に吸い込まれるように顔が近づいて唇に触れてしまった。


「あっ、////」

「ふっ、なにそんなんでいいの?」

「う…あの、…」

「んー?」

「その、…シて欲しいです…ってわぁ!」


待って、待って、オレはキスして欲しいって言っただけなのになんでヒチョルヒョンの手が服の中に入ってきてんの?!


「あの、ヒョン?!ちょ、」

「なに、シて?って誘ったのはお前だろう?」

「いやいやいや!」

「いいからいいから。今日はたっぷりオレを味あわせてやるから♪」


優しいキスになにも言えなくなって、そのままズルズルと抱かれて次の日の朝リョウクヒョンが甲斐甲斐しく世話してくれた。





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