いんぴに4

□濡れた睫毛にキスをする
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しゃいにのキボムとのユニットで
お陰さまで忙しい今日この頃。
宿舎に帰るのもド深夜で、最近ゆっくりメンバーとも会話出来てない。もちろんソンギュとも。メールとかはしてるけど…

音を立てないように真っ直ぐソンギュの寝ている部屋に入って、ベッドを覗き込むといなかった。


「あれ?」


二段ベッドの上にはグーグー寝るミョンス。
…リビングで寝ちゃったのかな?と思ってリビングのソファーを見に行ったけど、いなかった。


「あれー?…今日仕事ないよね」


数時間前ソンギュとメールした時は、この後仕事があるとか言ってなかったよな…。

まさか寂しくて他のメンバーの部屋に行ってるんじゃ!!!
嫉妬に狂いながらも起こさないようにゆっくりドアを開けて確認するけど、いない。


「えー??…あとは…」


まさかね。と思いながらも真っ暗な自分の部屋へと入った。


「すぅすぅすぅ…」

「ソ、ソンギュ…」


まさかオレの部屋にいるとは…っ!!
そんな可愛い事するとは思ってもいなかったから嬉しすぎて、抱き着こうとした身体はソンギュが涙を流しているのを見て止まった。


「んっ、…ウヒョ、ナ」


オレを想って泣いてるの?
寂しくさせてしまってたんだなぁーとショックを受けつつも、あまり素直にならない恋人の素直な寝言に嬉しくもあった。


「傍にいるよー」


少し起きないかな?と思いながら強く抱き締めたけど、眠りが深いようで起きなかった。
明日起きて隣にオレがいる事をビックリすればいいよ。明日は休みだし、寂しくて泣いてた事も忘れるくらい愛してあげるから。


「おやすみ、ソンギュ」


涙で濡れた睫毛にキスをして、オレも目を閉じた。久しぶりにぐっすり眠れそうだ。







お題提供元:「確かに恋だった」さま

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