いんぴに4
□これで許して
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「…ソンギュヒョン、また？」
またってなんだよ。
今度はヨルが悪いんだから。
「ヨルもドラマで忙しいんだから、さぁ」
オレの心も知らずに、ソファーにドカリと座ったウヒョンをクッションでボカボカに殴る。
「いたっ！いたいってば！ヒョン！」
「うっせぇ！離せコラ！」
「離したら叩くでしょ！」
ソファーの上でふたりでギャーギャーしてたら、ウヒョンの肩が掴まれて吹っ飛ばされた。
「なにしてんの」
「いってぇ！ソンヨル！ヒョンを吹っ飛ばすとは何事だ！」
「うっせぇです…ソンギュヒョン、ちょっと」
腕を掴まれて、ヨルの部屋に押し込められて突っ立ってるとベッドに座らされた。
「…なにしてたん、ですか」
「え？…なにって…ウヒョンと」
「イチャイチャしてたんですか」
「は、はぁ？！イチャイチャなんてどこ見て言ってんだよ」
「…楽しそうにしてましたよ」
ウヒョンを吹っ飛ばした時の、男臭い顔はどこにいったのか、目の錯覚なのか犬がしょげているように見えるんだけど。
「…っていうか、オレまだ怒ってんだけど」
「え、…あ、ごめんなさい」
えらく簡単に謝られてイラっとしたけど、堂々巡りだから許す事にしといた。
「ヒョンまだ怒ってます？」
「もう怒ってないし…んっ、」
「ね、これで許して下さいよ」
もう許すとオレは思ってんのに、なんでそうゆう発想に行くのかキスでチャラにしようとするヨル。
…本当、バカなのかなんなのか…
「ヒョン、ダメ？」
タメ口になってんの気付いてないし。
「…ダメ…」
「ヒョン…」
泣きそうな顔も可愛いと思うけど、
やっぱりヨルは笑ってる顔が好きだから。
「あと、…10回キスしたら…許してやる…」
「！！！！！」
パァァ！！と急浮上したヨルに後で、
なんでケンカしたんだっけ？って聞こう。
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「んっ、…おぃ、どこ触ってんだ」
「…キスしてたらシたくなってきました」
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