びぃくす
□半端ない嫉妬*
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「テグナァァァァァ!!!!!!」
扉が開いた音と共にハギョンの叫び声。
あまり驚かないのは、結構よくある事だから。
ほら、弟たちも驚きはしたもののゲームに集中が戻ってる。
「テグナァァァ!!!」
「おかえり」
「ただいま!!ってちがーう!!」
「ご飯は?」
「食べる!ってそうじゃなくて!」
「…食べないの?今日はハギョンの好きなオムライスなのに…」
「そ、そうじゃなくて」
どっちなのか早く決めて欲しくて、ジッとハギョンを見つめてるとなぜか頬を赤くする。
なぜだ。
「ご飯食べるよ!食べるけど、」
「けどなに?少しだけ食べるの?」
「あのね、ここに座って」
「うん」
ハギョンに促されて、床に敷いた座布団の上に座る。ハギョンは横に座って、手を握ってきた。
「ハギョナは、オレと付き合ってるんだよね?」
「は?な、なに今更////」
「え、可愛い!あぁ、違う違う…えっとね、そのフェイスブックに男の人と写真撮ってるテグナがいてね」
どうやらハギョンが見たフェイスブック(多分ファンの人がUPしてくれてるやつ)に昔友だちと撮った写真がUPされてたみたい。
それを見たハギョンが嫉妬に怒り狂って帰ってきたみた。
「これ!ね!」
「あー…だいぶ昔のじゃない?」
「…昔の彼氏?」
バシンとハギョンの背中を叩いてやった。
はじめて付き合ったのはお前がはじめてだって何回言えばわかるんだ。こいつは!
「本当に友だち?」
「友だち…信用できないの」
「そんな事ないよ!わかった!信じる!」
ぎゅー!と抱き着いて「ぽっぽ〜」と顔を近づけてきたから剥がして、オムライスを作りにキッチンに向かった。
『テグンヒョン、スルーしてたけどフェイスブックまで(しかもファン作成)チェックしてんの?』
『ほんと、突っ込むところだよね』
『鼻歌唄いながらオムライス作ってる場合じゃないよ』
*えねねんが「オムライス」好きかどうかはわかりません。