びぃくす
□誕生日だから
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今日はボクの誕生日。
だからって言って、何かを期待しているわけじゃないんだけど、でもやっぱり恋人からのプレゼントは期待するでしょ?
「はい」
気の利く弟たちはそれぞれ出掛けた誕生日。
テグンとふたりっきりでテンション上がってたら、ツカツカと寄ってきて渡された封筒。
「ん?なに?手紙??」
誕生日だから手紙書いてくれたのかな?って、ドキドキしながら開けたらあのよく母の日とかに送る『肩たたき券』みたいな連なった券が5枚出てきた。
「え??」
わけがわからなくて、テグナを見れば少し顔を赤らめて「なんでも券」ってポツリと呟いた。
「え、え?!な、なんでも…って」
誕生日になにを送ったらいいかわからなくなったテグンがケンやラビに意見を求めたらの結果だな。とすぐに思い当った。
でも、それを実行するのはテグンの意思だから…それは、そうゆう事??期待していいのかな。
「テ、テグナ、い、いいの?」
「……」
黙ってるのは、肯定と受け取っちゃうよ?
1枚ちぎって、「じゃぁ」って真っ赤になってる耳にそっと呟いた。
「あと4枚かぁ」
「……」
「なにに使おうかな!」
「……」
「ちょ、テグナなに!そんな引っ張ったらちぎれちゃうでしょ!」
「もうダメ…身体がもたない…////」
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