びぃくす
□77.掴む
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【77.掴む】
疲れ切った顔で眠っているテグン。
久しぶりで少し無理させたみたいで、風呂から上がれば下着を穿いただけの格好で眠ってしまった。
少し口を開けて、あどけない顔で眠っている顔は普段のモノとは全然違いこんな目に毒な恰好だけど、どうこうしてやろうとは考えなかった。
「んふふ、かーわーいー」
開いた口に指を入れたり出したりして遊んでいると、手を掴まれてしまった。
「お」
そのまま振り払われるのかな?って黙ってれば、胸元に持って行ってぎゅうぅぅぅと抱き締めて、ふにゃぁって笑ってまたスゥスゥと眠りだした。
「…っ!!!!!」
絶叫を咄嗟に枕に吸い込ませたボクの機転に拍手して欲しい。
なにこれ可愛すぎでしょ。
しまいには楽しい夢でも見ているのか、んふふって笑っているし。
さっきは邪な思いは抱かなかったけど、これはダメだなぁー
「ん?んー??」
まだ夢の中のテグナを仰向けにして、掴まれたままの手にキスを合図に怠いそうに穿いた下着を脱がした。
「え…?な、ぁん、なにっ!やぁ、ハギョナっ」
「可愛いのが悪い」