えくそ本文
□なんて無防備な
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かなり眠いからメイク室の椅子二個並べて寝てたんだよねぇ。
そしたら、いつもメイクしてくれるお兄さんが来て、椅子は固いだろうから、自分の太ももで寝れば?って笑いながら誘われて、う〜んじゃぁ、ってご好意に甘えさせて頂いて太もも貸して頂いた。
しばらく寝てたら、突然グイっと腕を引っ張られて寝ぼけ眼で見るとディオヒョンだった。
足をもたつかせながらも付いていくと、
自分たちの楽屋に入って、ソファーに座らされた。
「ん〜…ヒョン?どうしたんですか?」
座って手を握ったまま、黙ったままのヒョンに
問いかけると頭をグイっと引っ張られて、
思わず目を瞑るとフニャッとした感触が顔に当たった。
「ヒョン?」
「眠いならオレので寝ればいいだろ…」
「んっ、…いいの?」
なんかわかんないけど、優しい手付きで頭を撫でられれば、すぐに眠気がやってきた。
「はぁ、本当気を付けてよね…」
「カイってほんっと、無防備だよねぇ〜」
「ディオも大変だよなぁ〜モテる恋人を持つと。いないっ!って騒いで大変だったしw」
「言ったほうがいいんじゃない?オレ以外の前で無防備に寝んな!ってwwねぇ、チャニョ〜」
ガッハッハって笑う親友二人は無視したけど、
スヤスヤ眠るカイを見てると、
二人に言われてやるのはしゃくにさわるけど、
ビシッと言ったほうがいいかと悩んだ。
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