えくそ本文

□薬の飲ませ方
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「…っ!」


あー…ヤバイ、薬で騙してたけど切れてきたか…まぁ、もうホテルだし…薬飲んで寝てれば治るだろ…


「薬、薬…」


あれ、カバンに入れてあったハズだけど…


「えー…」


探している間もズキンズキン、と悲鳴をあげてる。


「どした?」

「あ…ベクヒョン…っ!」


風呂から上がったベクヒョンを見上げた時、
多分変な格好になったんだろう。腰にビシッ!と痛みが走ってうずくまってしまった。


「おい?ジョンイナ、…腰が痛いのか?」

「っ、…う、ん」


ヒョンはゆっくり、ゆっくりオレを支えてベッドへと寝かせてくれた。


「薬は?」

「さが、してみたけど、…なくって、」


あー、喋るだけでも痛いー…
涙出てきたー


「おい、コレじゃね?」


どこから見つけたのかヒョンが持ってるのは、オレの薬が入ってるポーチ(ギョンスヒョンからのプレゼント)
ミネラルウォーターと薬を持って来てくれたけど、うつ伏せから仰向けになるだけでも大変でしばらくこのまま動きたくなかった。


「…薬は?」

「いま、ちょっと無理…はぁ…」


痛みを堪えるように目を瞑っていると、頭をトントンと叩かれた。
なぁに?と目を開ければ、いきなりベクヒョンのドアップでビックリしていると唇がひんやりした。


「んっ、…んんっ、んくっ、」


ただのキスだと思ってたら、水と何か固形物が流れ込んできてどうすればいいかわからない。
しばらくそのままでいると、ヒョンが離れた。


「おい、飲み込めよ。苦くないの?」

「えっ、…コホッ、」


ミネラルウォーターをグイッとあおって、また近付いてくる顔を避けようと身体を捩ったけど痛みが走って出来なかった。


「んーっ!…んっ、んくっ、…コホッ、コホッ、」

「ははっ、ヘタクソ」


仰向けで水飲んだ事ないであろうヒョンを睨むけど、「誘ってんの?」って咳き込んで出た涙を拭われただけだった。


「しばらく無理すんなよ」

「ん、」


さっきまでニヤニヤしてたのに、いきなりそんな優しい顔しないで欲しい。もう少し違う飲ませ方なかったのかって文句言えなくなっちゃったじゃん。



















「せっかくコンサート終わったから、セックスし放題だと思ったのに」

「(最低な理由っ!!!)」




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