えくそ4

□62.舐める
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【62.舐める】
*にに猫



「イタ、」

「ベクヒョン?どうしたの?」


ににが「食べたい!食べたい!!」ってうるさいから握り慣れてない包丁でリンゴの皮を剥いていたら滑って指を切っちゃった。


「絆創膏、…あったっけ…」


あー、ずっと包丁とか握る生活してなかったからなぁ…
絆創膏もあんのかもわかんないし。

とりあえず、流れ出てくる血を止めようとティッシュBOXに手を伸ばすと、パクリと指を食べられた。


「…にに、なにしてんの」

「んむ?血出てるから」

「…うん、で?なにしてんの」

「オレもケンカとかした時、…んぐっ、ケガは舐めて治したよ」

「…うん、猫の時はな」

「ヒトはこうしないの?」


オレの指を咥えて、ちゅぱちゅぱ、ペロペロしてるにには中々にそそる。あ、その顔はマズイかも。キた。


「ヒョン?イタイ?」


猫からヒトになったにに。
まだまだヒトとしての知識が足りないようだ。
(いっつもゲームしてるか、寝てるからなにも覚えないんだ)


「ベクヒョン?」


トサリ、とソファーに押し倒されてキョトンとしてるにに。


「ヒョンが色々教えてあげるよ。」








…あ、ねぇ、猫って発情期以外はセックスしないんだっけ?

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