いんぴに本文2
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「おいリョウガ〜!」
スマホ片手にドカドカと派手なシャツを着たヒョンがやってきた
「ヒチョリヒョンなんですか?」
「お前ソンギュの連絡先知らねー?」
なんだろう、嫌な予感しかしない…
今日イェソンヒョンにハグされたし…
「え、知ってますけど、…ヒョンどうするの?」
「どうするって、電話するに決まってんじゃねーか」
「…電話してどうするの?」
「飯に誘うよなぁ」
これって…
「ヒョン、…まさかソンギュ、狙ってるの…?」
「えーわかっちゃったー?あはっ」
「あはって!ちょ、6つも離れてるじゃん…っ!」
「愛に年齢はカンケーねーだろっ☆なー早く教えろよーリョウガーー(ユサユサ」
身体をユサユサ揺すって来るヒョンに
マンネのボクが逆らえるわけもなく、あっけなくボクのスマホを差し出した。
「(ソンギュ、…ボクを許してっ!)」
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いんぴにの宿舎にて
「ゾワッ)…っ、なんだろゾクゾクする…」
「ソンギュヒョン風邪?もう秋だから暖かい格好しなきゃ。ほらパーカー」
「おっ、サンキュードンウ」
「ね、ヒョン今度秋物買いに行こうよ〜」
「いいなぁ〜!次の休みにでも行くかぁ」
「オレねブーツ欲しいの!」
「オレは、ジャケットが欲しいな…あれ、リョウクヒョンから電話だ」
「なんだろうねー?ご飯奢ってくれないかな!」
「バカっ、…はい、リョウクヒョン…?えっ、あ、…はいソンギュです…えっ、ヒチョル…って…、ヒチョルさんっ?!!」
「んー??」
なぁ飯食いに行こうぜ!