いんぴに本文2
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「はぁ…ヤバい心臓飛び出しそう…」
この格好大丈夫かな?
ショーウィンドに映った自分の姿を見つめる
ドンウと選んだ紺色のジャケットに
青地に白の水玉のシャツ…いいかなぁ?
う〜んう〜んと唸りながらじっくり見ていると中の店員に変な顔で見られて、慌ててその場から離れて歩きだす
ピロリン〜♪
ん?誰だろ…リョウギヒョン?
どう?あんまり気張らないでね}
{はい。でもめちゃくちゃ緊張します!
{あの、ヒチョルさんまだ宿舎にいます?
さっき出たけど、時間までお茶するって}
{本当ですか!オレまだソウルに着いてないです!!
約束した時間19時でしょ?焦んなくても大丈夫だよ}
{先輩と食事なのに遅れるの嫌なんですよー
エライエライ ^ ^}
{リョウギヒョン、スイマセン急ぐんでカトク切りますね(>_<)
うん、こっちこそ忙しい時にゴメンね!楽しんで来てね}
{いえ!ちょっと緊張解れました!楽しめるように頑張ります!!
スマホをジャケットのポケットに入れて、
さっ!早くソウルに行かなきゃ!
変装用のハットを被り直して、愛用のメガネをかけてオレは駅まで急いだ
*******
カタン、
ソンギュとカトクしていたスマホをテーブルに置いてハッと気付いた
なに楽しく会話してんだよ!ボク!!
何が楽しんで来てね!だよ!!
ソンギュに気を付けてって警告しようと思ってたのに…ゴメン…
「まさか、始めっから手出さないよね…」
不安は拭いきれないリョウガです