いんぴに本文2
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先に着いた店の個室で、ボーっと窓の外を見ていると突然引き戸がバンっと開いて、
まじで心臓が出るほどビビった
「はぁ、はぁ、…ゴメン!待っただろ!」
「わぁっ!…っあ、いえさっき来たんで大丈夫ですっ!」
「はぁ、はぁ〜マジゴメン!腹減っただろ?」
「大丈夫です!」
入ってきたのは、ヒチョルさんで
はぁはぁ、と息が荒いけどまさか走って来てくれたのかな…?なんてな。
息を整えながらテーブルを挟んだ向かいに座るヒチョルさんに続いて立っていたオレも座る
「飲みもんだけでも飲んどけばよかったのに」
「そんな、先輩より先に頂くなんて…」
「あーそれ!先輩とかさん付けとかなしな!」
「えっ、でも…」
「オレがいいっていってんだから!次さん付けとか先輩って言ったら酒イッキ飲みな」
ギロリと睨まれると背筋がシャンとなってしまう。逆らえない迫力…さすがですっ!
イッキ飲みはなんとか回避したいので、
勇気を振り絞って言ってみる
「ヒョン、…ヒチョルヒョン…////」
「ふふっ、ソンギュにヒョンって言われると嬉しいな」
「っ…!////」
「はぁ〜…じゃ、何飲む?オレはなぁ〜」
なに赤くなってんだよ!深い意味はないんだっ!…////
あんなキレイな笑顔で言われたら、勘違いしちゃいますっ!!