いんぴに本文2
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一方的にキスして、考えといてって言って
タクシーに詰め込んで帰らせた
あいつちゃんと帰ったよな…?
唇に手をあててずっとボーってしてたけど
心配になってきた…いや、でも大丈夫だよな。
宿舎まで行くように言ったし、いい大人だし。
そう、いい大人が我慢がきかなくてがっつくなんて…はぁ、サイテーとか思われちゃったかなぁ?ソンギュはそんな事思わないとどこか思うけど…
自分の宿舎に帰れば、リビングの電気が付いてるし、なにやらクスクス喋り声が聞こえる
リビングの扉を開ければ、ドンへとヒョクチェにキュヒョンが仲良くテレビゲームしていた。
「なんだお前らまだ起きてたのか」
「あっ!ヒョンおかえりー」
「お帰りなさ〜い」
「ヒチョルヒョンお帰りなさい。楽しかったですか?」
ニヤニヤ顔で聞いてくるキュヒョンに
ドンへがコラっ!と怒って、ヒョクチェは気まずそうにしてる
「ドンへ…」
「痛っ、痛いっ!ヒョン痛い!痛い!!」
「その様子じゃ、うまくいかなかったんですか?」
「バカ、そんな事聞くなよ!!」
とりあえずドンへのバカにはプロレス技をかけて、キュヒョンを睨みつけた
「えぇ〜ヒョンうまくいかなかったの?」
「考えとけって言って帰した」
「え〜ソンギュ可哀そう…今頃めちゃくちゃ悩んでんじゃないんですか?」
まぁ、悩んでくれるようにしたっていうのもあるんだけど。
ソンギュの顔見てたらキスしたくなったんだよなぁ…
「あぁ…リョウクが聞いたら卒倒しそうですね」
「初デートでキス…」
「ヒチョルヒョン、マジで青春してるねー!」
うるさい弟たちは無視して冷蔵庫の水を飲んで考えるのは、ソンギュの事だけで、
う〜ん…明日連絡してみるか。
ヒチョルヒョン!起きて下さい!!話があります!!!